HOME 復活への道
早い話私が成功したMSX修理方法の紹介です
何の事は無いFDDゴムベルトの交換

プロローグ
 MSXリーダーが出るという話を知って そういえばあんなゲームやこんなゲーム 集めてたっけナ〜っと 思い出にふける毎日。

 そうだ!あのゲームはどこへ行っただろう?と大捜索の末 元々あったゲームソフトと合わせて約60本のソフトが見つかった おお〜!!懐かしい!!もう一度あの音楽を!映像を!っと 2年以上前に奥深く封印したMSXを出して接続!ディスクゲームを入れてスイッチオン!ジーコジーコジーコ・・・・画面にはエラーの文字が・・・こ,壊れているではないか!!!

 こんな古い機械誰が治してくれるというのだ?万事休すか?その時もう一人の管理人トシヒコ氏が自分はFDDのゴムベルトを取り替えたら治ったと助言。
 裏を向けてネジを外して おや?開かない・・・無理やりいってしまっていいのだろうか?バキっと・・・不安だ心配だそういえば トシヒコ氏はこうも言っていた「最初にバラしたMSXは結局ROMしか使えなくなった。」と・・・結局修理できてない、再起不能にした・・・壊したー!!??
 いっきに不安が押し寄せる...えーいどうにでもなれ!っと本機を立ててみたり横にしたりあっちこっちに無理やりこわごわ引っ張って そうしたらバキッと音がしたと思ったら あっさり開いた 多分音だけでどこも割れてはいないようだ爪が外れたのだろう 一安心。
 そしてどんどん外して行き やっとFDDのベルトが、さてこれは痛んでいるのか???わからない しかし自分でできるのはそのくらい

といわけで、FDDのゴムベルトを電気屋さんに取り寄せてもらって 取り替えてみる事にしたわけです。

注意

SDスナッチャー
このたび私の思い出深いMSXがみごと復活いたしました。その喜びと苦労談を聞いてもらいたく、このつまらないページを作ってしまいました。
誰もがこの方法で治るとは限りませんので、真似して治らなかったり壊れたりしても 一切責任は負いません。

本番!
さあ、ここからが本番 いよいよ FS−A1ST MSXturboR の運命やいかに
 
この画像で構造をよく見たいという方はクリックすると画像が大きくなります

FS−A1ST MSXturboR
私の機種はパナソニック製
FS−A1ST MSXturboR です プリンターもたしかパナソニック
以前はMSXはソニーを所持しておりましたが今は行方不明です

アイテム
電気屋さんに取り寄せてもらった ありがた〜いゴムベルト
残念ながらというか、当然のことながらMSX専用の物はもう無く パナソニック側で勝手に送って来た代用品
税込み価格  210円

用意するのは大きめと小さめプラスドライバーと、ゴムベルトだけ
この三種の神器にMSXの運命を託して サア!

まな板の上のMSX
さーてMSXをひっくり返して4隅のネジと手前側の真中のネジ 計5本を外します
ROMカセット差込の裏側のははずさないでOK

おそらく私には聞こえなかったが、聞こえる人には「いや〜やめてー」という断末魔のような叫びがこだましたのではないだろうか

開ける これが一番やっかいだ
前側からじょじょにバキバキっとはずします 色が濃いグレーと薄いグレーのツートンになっているのでどこからはずれるかわかります
キーボードは下に固定されてますので、この機会に綿棒などで少し綺麗にホコリなどを掃除しちゃいました が、私は昔ファンヒーターのホコリを掃除しすぎて壊したので、ほどほどにしておきましょう

抜く けっこう指先が痛い
まだ蓋の部分とケーブルが繋がっていて完全には分離しません
太いコードが2本細いのが2本を抜きましょう
このうち小さいの1本は蓋側ではなくFDDについてる金具からコードが出てます

蓋ではなく元の方からから思い切ってぶつっと抜きます 剥ぎ取らないで白いプラスチック部分から白いプラスチックプラグを抜くわけです

やっと全貌が明るみに
4本ともみんな大きさが違うのであとで挿すのに間違える事はありませんが、挿し忘れには気をつけましょう
さあすっかり蓋と離れ離れになってすっきり作業ができますね

結構丈夫
もう前の写真ではぬいてありますが、
手前の平べったい幅広の白いペラペラも抜きましょう
白いぺらぺらはディスクドライブから抜きます これは抜けた所もペラペラです

FDDを取り外す
そしてFDD部分の足のような状態の所の4本のネジを外してFDDをそっくり取り外します
この時 1箇所ネジとともに金具が付いているところ(上の写真の下の方のネジ)があるので組み立てる時に忘れないようにしましょう
FDDがなくなりすっかり中身が丸見えになりました

FDD上から見た図
FDDは蓋がしてあります
蓋を取るとこの様にフロッピーが入る所が見えます 真ん中の白い四角い所がヘッドですね
しかし今回は蓋を取る必要はないので戻します

さあいよいよです
裏返すと5本のネジがあるので、このうち短い辺にあるネジは外しません あとの4本を外して鉄板を剥がします その時またここにもなにやら1箇所だけ金具があるので間違えないように憶えておきましょう
ここはワッシャーが付いているので、なくさないように

あれがベルトだ
ごたーいめーん!
めでたくやっと フロッピーディスクドライブのゴムベルトが見えました!
ビロビロ〜とかパリパリボロボロと劣化しているのを想像していたら、見た目はまるで新品と区別がつかないが、外して伸ばしてみると弾力が違う

ここで小さいねじ回し登場
大きな歯車の所に白い部品がネジで止めてあってゴムベルトが取りかえられないので、ここで小さい方のドライバーでネジを外して白いプラスチックと黒っぽい小さいのを外します

お疲れ様でした
そして小さいモーター側から古いゴムベルトを 「ご苦労様でした」とありがとうの気持ちをつぶやきながら外していきます

お世話になります
そして新しいゴムベルトを大きい歯車側からそうっと設置 きちんとかかっているかよくたしかめます

できあがり!
もう一度プラスチックの部品を元のように取り付けて どうですかFDD新品の輝きでしょう

あとはまたどんどん組み立てて行きます。ネジや部品が残らないようにちゃんと元通りにしないと 故障の元です

どれどれ繋いでみよう
おお〜!!めでたく files Enterでフロッピーの中身がつらつらと画面に!

自作プログラムも
おもしろがってベーシックでつくったもぐらたたきゲームモグラの動きが遅いこと遅いこと しかしこっちのハンマーも遅い遅い
今はもう 忘れてしまったなベーシックのプログラミング方法 これで結構英語のスペル覚えるのには役に立ったっけ
こうしてListしてみても 自分が打ち込んだ物とは信じられない気分だ
とにかくこれであのゲームもこのゲームもエミュレーターではなく本物の音と映像が楽しめるわけで もーサイコー!!
ROMのゲームもセーブするのにはFDD必要だしね 今更データレコーダーは遅いしエラー出るし 第一無いし。

END
こうしてめでたく私のMSXは復活を遂げたのでした めでたしめでたし
 著、専務

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